毛はどうして生えるようになったか!

毛はどうして生えるようになったか!

毛というものがどうして生えるようになったか、これは大変難しい問題です。

 

これまでも多くの科学者たちが、この問題に取り組んできました。しかし、結局のところ、誰も、その過程を正しくは説明できませんでした。

 

そして、この科学が進んだといわれる現在でさえ、かつては日常の生存競争に必要なものだったのではないか、という漠然とした考え方があるだけです。

 

もちろん毛は外部からの刺激に対して皮膚が傷つくのを防ぐ大切な働きを持っています。鼻や耳の穴は外部と体内をつなぐ通路ですが、やたらに異物がとび込まないよう、穴の内部にサクのような形で毛が生えています。また頭にはどこよりも豊富に毛がありますが、これは人間の一番大事な部分を外傷と熱から守るためのものでもあると考えられるのです。

 

そのほか、ワキの下とか胸とかいろんな部分に毛は濃くなったり薄くなったりして生えていますが、それらはいずれも外界からの刺激から皮膚を守るようになっているのです。

 

例えば、足には、普通外側には薄いやわらかい毛がたくさん生えており、内側にはそれほど多くありませんが、硬い荒い毛が生えています。これは歩く時に足がすれあって内側の皮膚が痛むのを防ぐためのもの、と考えられます。

 

しかし、衣服や暖房のなかった原始時代ならともかく、現代においては、多くの体毛は無用のものとなっています。内モモの毛も、ストッキングを履いていれば、それほど必要性は感じられないようになってきてもいます。